相続財産について

ご質問

一言で『相続財産』と言っても、現金や預金、土地などしか浮かびません。
見落としがちなものがあったら教えてもらえないでしょうか。

 

川越相続相談センターより

わかりました。思いがけない『お宝発見』となることもあるかもしれません。

①旅行会社の、旅の『友の会』会員だった場合

故人の会員カードの退会手続きをすることになります。
月掛けで積み立てていて、一定期間積み立てると好利回りの旅行券で戻される仕組みのものです。

②パチンコの会員カードを所有していた場合

大きなお店のメンバーズカードには「貯玉」機能が付加されていることが多いです。

これは暗証番号とカードで管理をし、貯めてあるパチンコ玉を払いだせるシステムとなります。
パチンコ店によっては、会員規約によって「貯玉」の相続を認めていないところもあります。

しかし、カードを発行したパチンコ店に、カードや相続人であることを示す書類等を持ってお願いすれば、「貯玉」の相続を認めているパチンコ店は多いようです。

③デパートや百貨店の友の会会員だった場合

旅行会社の友の会と同じように、まずはきちんと退会手続きをすることです。

同じように故人が積み立てていた月掛けの積立金が、好利回りで商品券にて支給される制度となります。

そのほかにも・・

④航空会社のマイレージ
⑤ポイントカードのポイント
⑥電子マネー など

現預金、小切手、生命保険、自宅や土地などの不動産国債、株(現物)、車や貴金属・宝飾品・絵画・骨董品など換金性がある動産など さらに貸出金や売掛金、手形、保証金など、債権や将来戻ってくる予定のお金も含まれます。

上記は全て、プラスの財産となる資産ばかりを記載しました。

ですが当然、マイナスの財産である負債もあります。借金、ローン、買掛金、立替金、預り金などがそれにあたります。
さらに、相続では被相続人の財産上の地位も引き継がなくてはならず、保証債務や連帯保証債務なども相続財産になります。 

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